長岡市の山古志住民会議は、写真愛好家に山古志地域の”知る人ぞ知る”撮影スポットを紹介する「フォトガイド」を充実させようと取り組んでいる。これまでツアーを企画して案内していたが、今夏からは要望に応じて随時ガイドを受け付けるサービスを始めた。愛好家の要望にきめ細かく応えることで、山古志ファン拡大につなげたい考えだ。
フォトガイドは、地域外の人に山古志の魅力を知ってもらおうと2012年に始まった。山古志で30年以上撮影している愛好家と住民の計3人がガイドとして活動しており、年に4回ほど開かれるフォトツアーで絶景ポイントを紹介している。
案内する場所は、朝もやの中の棚田や、動物の足跡が残る雪原など季節によってさまざま。気象条件に応じて、最も写真がきれいに撮れる穴場を案内するという。
ただ、大勢が参加するツアーだと撮影できる場所が限られてくるため、要望に合わせてガイドをするサービスにも取り組むことにした。星空や農作業風景など、希望する被写体に応じて案内することで、より多くの人に満足感を味わってもらうことを目指している。
ガイドの一人で、山古志虫亀の主婦、酒井礼子さん(65)は「今まで以上にきめ細かいガイドをすることで、多くの人に山古志の魅力をもっと知ってもらえるようになると思う」と話した。
フォトガイドの基本料金は、参加者1人につき2時間千円。2時間を超えるごとに1時間300円が必要。深夜と早朝は割増料金が加算される。
問い合わせは山古志住民会議、0258(59)2301。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150703-00000008-hokuriku-l15