先週の金曜日に、新潟県が梅雨入りしたとの発表がありました。気温と湿度の両方が高い傾向であるこの季節は、食中毒や食品の衛生管理が気に なるところです。食品と合わせて気に掛けていただきたいのが「水」の衛生管理です。
水道水は市町村の水道局等で水質管理がなされており、浄水場で塩素により消毒されて配水されています。水の消毒方法には他に紫外線やオゾン を利用した方法がありますが、塩素には残留効果があり浄水場を出てから水道の蛇口まで消毒効果が維持されています。このため、水道法において は、給水栓の末端で残留塩素が検出するように定められています。
浄水器を利用している場合は目詰まりを起こしたりカビが発生することがあるため、定期的にカートリッジを交換してください。
また、マンション等にお住まいの方や、オフィスビル等にお勤めの方は、ビルに貯水タンクを使用していることがあるため、水の臭い、色、味が普段と異なると感じた場合は、すぐに利用を止めてビルの管理者に連絡して専門業者の点検を受けてください。
外出先ではペットボトル飲料を利用することがあると思います。開封前は保存性が高いものですが、口を付けて飲むことにより、細菌が飲料の中に入り品質が劣化してしまうことがあるため、開封後は早めに飲みきりましょう。
最近では水筒を持ち歩く人が増えています。家庭で作った飲料を水筒に詰めた場合は、当日中に消費して翌日に持ち越した場合は捨てましょう。
また、ペットボトルと同様に、口を付けて飲むことにより品質が劣化してしまうことがあるため、コップなどの容器に注いでお飲みいただくほうが良いでしょう。
[情報元:新潟県福祉保健部生活衛生課]