気象庁は鹿児島県の口永良部島で18日12:17頃、噴火したもようと発表しました。噴火に伴う火山性微動を観測したほか、新岳北東山麓観測点(新岳火口から北東約2.3km)で19.4パスカルの空振を観測しています(5月29日の噴火では62.2パスカルで振り切れ)。なお、天候不良で噴煙状況は不明としていますが、12:47に連続噴火は停止したもようとしています。
鹿児島県危機管理防災課によると、口永良部島では12:23に島全域で停電が発生した模様ですが、火山の観測機器は予備電源で作動しているとのことです。
口永良部島では5月29日の新岳噴火後、翌30日10:50に連続噴火が停止したと発表して以来の再噴火となります。なお、気象庁はきょう18日10:00に火山の状況に関する解説情報を更新していて、17日15:00以降に白色の噴煙が最高で火口縁上100mまで上がっているのが確認されていたほか、火山性地震が16日16:00頃から多い状態となっていて、5月29日と同程度の噴火が発生する可能性があるとして噴火警戒レベルは最高の5のままとしていました。
■火山性地震の状況
6月12日 4回 16日 10回
13日 3回 17日 31回
14日 2回 18日 7回(09:00まで)
15日 8回
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150618-00000005-rescuenow-soci