インターネット回線を使うIP電話が乗っ取られ、知らないうちに国際電話をかけられて高額の電話料金を請求される被害が多発していることが分かった。
今年3月以降、少なくとも約80件が確認され、1か月に255万円を請求されたケースもあった。利用者が国際電話をかけていないと主張しても、国内の電話会社から多額の請求を受けるため、業界のルール作りを求める声も上がっている。
東京都内の通信機器販売会社では今年3月以降、顧客の中小企業に設置したIP電話が乗っ取られ、国際電話の料金を顧客が請求されるケースを約80件確認した。機器販売会社によると、顧客が国際電話を繰り返しかけたことになっており、通話先の多くはアフリカ西部のシエラレオネだった。顧客の1人は、4月の請求額が255万円に達した。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/20150611-567-OYT1T50213.html