鹿児島県の口永良部島の噴火で発生した火砕流が火口周辺の全方向に流れ出て、島の約2割の範囲に及んでいたことが気象庁の現地調査で分かりました。
気象庁によりますと、火砕流は新岳の火口からほぼ全方向に流れ出ていて、北西方向については海岸まで達していました。海の色が変わっていたほか、木が焼けたり倒れたりしていたということです。火砕流は噴火の前から立ち入りが規制されていた火口から2kmの範囲に収まっていましたが、面積では島全体の約2割に流れていました。火山の専門家らでつくる火山噴火予知連絡会は30日午後3時から緊急の会合を開き、噴火のメカニズムや今後の見通しについて話し合うことにしています。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20150530-00000003-ann-soci