パソコン関連の調べ物をしているときや、パソコンがフリーズしたとき、度々目にする「スクリプト」という言葉。ITに詳しい人にとっては知っていて当たり前の用語ですが、そうではない方にとってはちんぷんかんぷんな言葉です。
海外ドラマ好きな方や演劇好きな方は、スクリプト=台本や脚本という意味で理解されているかもしれません。しかし、パソコンに出てくるスクリプトとは一体なんなのでしょうか?
今回は、IT用語として使用される「スクリプト」という言葉の意味を解説していきたいと思います。
コンピュータにも言語が必要
コンピュータに仕事をさせるには、人に指示をするように言語を必要とします。その使用する言語で仕事の手順や行為を書いたものをスクリプトといいます。コンピュータにとっての指示書のようなものですね。
「スクリプト」は人間の知識にもある
一方、スクリプトという言葉の意味には、人間の日常的に繰り返される行為とそれに関する一連の知識や手順を総称したものもあります。
例えば「お風呂に入る」という日常的に繰り返す行為には
お風呂に湯を貯める→湯が貯まるまで待つ→服を脱ぐ→入浴
といった順番通り行うという知識が伴います。その一般化された知識をスクリプトといいます。
IT用語としてのスクリプト
スクリプトという用語は様々な意味を持っています。しかし、IT用語としては、ウェブサイトなどの大きいひとまとまりのデータではなく、簡易式なデータ処理などのプログラムのことを指します。
つまりは決まった条件のもとで動く簡易式プログラムということになり、例としては時計やスライドショー、警告や確認の際に表示されるウィンドウなどがあります。
謎の存在の正体は
馴染みがない人にとっては謎の存在であったスクリプト。WindowsにもMacにもその他のOSにもそれぞれ異なったものがあります。
意味を知ると実はパソコンを操作するたびにお世話になっているプログラムだったということがわかりますね!
(image by PresenPic)