中学生に認知症への理解を深めてもらおうと、生駒市の市立光明中学校で認知症サポーター養成講座が開かれ、1、2年生約280人が参加した。
市介護保険課の職員らが講師を務め、「認知症は誰にでも起こりうる脳の病気」と紹介。「『何回言ったら分かるの』や『どうしてそうしたの』は禁句」、「腹を立てずに相手の顔を立てる」など、認知症サポーターの“心得”を語った。
また、生徒会のメンバーらが寸劇を披露。「ご飯を食べてそのことをすぐに忘れたら、テレビやお茶など興味を他のものにそらす」など、認知症高齢者への対応方法を紹介した。講座終了後は、参加した生徒たちに認知症サポーターの証の「オレンジリング」が配られた。
生徒会長の2年、金子優真君(14)は「困っている認知症の高齢者を見かけたら、やさしく声を掛けたい」と話していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150317-00000000-san-l29