神戸市や岩手県陸前高田市など、巨大地震に見舞われた被災地で火がともされている鎮魂と復興のモニュメント「希望の灯(あか)り」について、神戸市のNPO法人が専門に紹介するホームページ(HP)を作成する。東日本大震災から4年となる11日に開設する。
希望の灯りは現在、全国7カ所に設置されているが神戸以外は知名度にばらつきがある。専用HPで一括して情報を発信することで被災地間のネットワークを構築し、観光資源にもつなげる狙いだ。
HPを作るのは、地震の記憶の継承活動に取り組むNPO法人「阪神淡路大震災『1・17希望の灯り』」。
神戸市中央区の東遊園地にともされている「1・17希望の灯り」は、阪神大震災から丸5年の平成12年1月17日、全国から種火を集めて設けられ、同法人が管理を続けてきた。
23年12月には、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市に分灯され、「3・11希望の灯り」として建立された。
さらに、24年には福島県南相馬市と岩手県大槌町、25年には宮城県川崎町と福島県いわき市にそれぞれ分灯。26年には新潟県中越地震があった同県小千谷市にも火が分けられた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150304-00000108-san-soci