子どもへの「おこづかい」はいつごろから、どのくらい与えるべきなのか、悩む保護者も多いのではないだろうか。平均額や使い道の管理など、ほかの家庭の事情も参考にしたいところ。ベネッセ教育情報サイトでは、小学生~高校生の保護者を対象に、子どものおこづかいに関するアンケートを行った。(アンケート期間:2014年4月 回答者数:2,067名)
まず、子どもに定期的におこづかいを渡しているかどうかを伺いました。定期的に与えているという保護者は小1の10.5%を皮切りに、高3では77.2%と8割近くに達し、学年が上がるにつれて増える結果となりました。小学校や中学校など、進学がきっかけになることが多いようです。気になる平均額は、小1で450円、中1が1,424円、高1になると4,110円というように、こちらも、ほぼ学年とともに上がっていくことが見て取れます。
おこづかいの使い道については、9割近くの保護者が子どもの自由にさせている、と回答。「おこづかいの範囲でやりくりできるようにするため」など、お金の使い方、管理を学んでほしいという理由が多くを占めました。
おこづかいを渡す条件として「おこづかい帳」で出納を管理させている保護者も多く、実際に約4割の子どもが自分自身で管理を行っているようです。金銭感覚との相関をみても、おこづかい帳をつけている子どものほうが、「金銭感覚が成長している」と感じる保護者の割合が高くなる傾向があります。お金をきちんと管理しながら上手に使っていくことは、社会生活を営むうえで必要不可欠です。子どもにある程度お金の管理を任せて当事者意識を持たせ、お金に対する知識や管理の必要性を学ばせてみてはいかがでしょうか。
出典:[ベネッセ教育情報サイト]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150223-00010000-benesseks-life