朝日新聞社は19日、新聞購読申し込みの取り次ぎなどを請け負っている子会社「朝日トップス」(本社・東京都港区)のコンピューターシステムに不正アクセスがあったと発表した。システムには、約5万3千人分の名前や電話番号などが入っていたため、流出していないか調べている。現時点では被害は確認されていない。両社は同日、警視庁に相談した。
今月6日朝、システムが起動できなくなり、調べたところ、昨年12月中旬以降、数回、海外から不正アクセスされた記録が見つかった。
システムには2008年1月以降、朝日新聞社主催のイベントなどの機会に購読を申し込んだ人のうち、約5万3千人分の名前、郵便番号、住所、電話番号の情報があった。クレジットカードや金融機関の口座番号などの情報はなかった。朝日新聞販売所(ASA)からの訪問営業で購読を申し込んだ人は対象外という。
朝日新聞社と朝日トップス社は、社外のセキュリティー調査会社にも依頼し、詳しい調査を進めている。約5万3千人には、文書を郵送して不正アクセスがあったことを知らせる。
朝日新聞社広報部の話 読者の皆さまにご心配をおかけしますことを、おわびします。朝日トップスとともに原因を究明し、再発防止に努めます。
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この件に関するお問い合わせは、午前10時~午後6時(日曜を除く)に朝日トップス(0120・397・512)で受け付けます(通話料無料)。
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