米Facebookは2月12日(現地時間)、ユーザーが自分の死後にFacebookアカウントを管理する担当者を指名できる「Legacy Account」機能を発表した。まずは米国で開始し、提供範囲を段階的に拡大していく計画。
Facebookは2009年から、亡くなったユーザーのアカウントを家族や友人の申請に基いて「追悼アカウント」に変更するサービスを行っているが、これまで追悼アカウントでは閲覧はできても新たな投稿やプロフィール写真の変更などはできなかった。
ユーザーが生前に指名したLegacy Accountユーザーは、(Facebookが追悼アカウントの申請を認めた後)故人のページのタイムラインのトップに告知(葬儀の予定や死亡告知など)を投稿したり、新たな友達申請に対応したり、プロフィール写真とカバー写真を変更することができる。
また、故人のアカウントに遺された公開設定の写真と投稿をダウンロードできる(オプション機能)。ただし、プライベートに設定されているメッセージは管理人も見ることはできない。
さらに、ユーザーは生前、死後自分のアカウントを完全に削除するよう“遺言”できるようになる(具体的な手続きについては説明されていない)。
いずれにしても、家族や友人からの追悼アカウント申請が必要だ。
Legacy Accountは、[設定]→[セキュリティ]に追加される[Legacy Account]で設定できる。設定の過程で、相手に指名したことを伝えるメッセージを送ることも可能だ。
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