空き缶のふた部分に残るプルトップを回収する活動を続けている尼崎市立竹谷小学校(同市北竹谷町)の児童らが4日、集めたプルトップを換金して購入した車いす1台を同市宮内町の高齢者介護施設「介護総合サービスセンターロータス・オデオン」に寄贈した。
同小では、平成18年から、児童会や同校PTAが中心となり、プルトップ回収を開始。毎年、集めたプルトップを換金して車いすを購入し、これまでに地域の病院などに7台寄付している。また、23年4月には東日本大震災の被災地に義援金を贈るなどしてきた。
今回は、25年11月から1年間で、児童らが地域の人たちと協力して約500キロのプルトップを回収し、車いす1台(約8万円相当)を購入したという。
この日は、同小児童会の5、6年生5人が同施設を訪れて車いすを寄贈。同施設の竹本勝則施設長が「大切に使わせていただきます」と児童に感謝状を渡した。今後、施設利用者に貸し出したり、送迎で利用するという。
児童会会長の6年、小島那月さん(12)は「集めるのは大変だったが、ありがとうと笑顔で受け取ってもらえてうれしい」と話していた。
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