フィールドマーケティング支援サービスのソフトブレーン・フィールドは、20歳以上の男女6953人を対象に実施した使い捨てマスクに関する調査の結果を発表した。それによると、使い捨てマスクの用途はインフルエンザや花粉対策に限らず多様化しており、通年使用が徐々に浸透しつつある。
使い捨てマスクを使用するシチュエーションは「風邪・インフルエンザ予防」(59.9%)が最も多く、次いで「風邪・インフルエンザ罹患時」(56.5%)、「花粉対策」(35.4%)と続いた。
女性は男性より使い捨てマスクの着用が多く、トップ3のいずれも女性が男性より約9ポイント以上高かった。その他では「寒さ対策」「唇や顔の乾燥予防」「ノーメイク又は無精髭の時」の着用でも女性が男性を大幅に上回った。
使い捨てマスクを使用する季節は「冬(12月―2月)」が75.5%で最も多く、「春(3月―5月)」が36.2%で続いた。また17.5%が季節に関係なく「通年で使用する」と答え、特に女性は5人に1人(20.4%)が通年使っている。
使い捨てマスクの交換頻度は、「1日に1回」(63.7%)との回答が最多だった。「2―3時間に1回以上」(1.8%)、「半日に1回」(10.1%)と頻繁に変える人がいる一方、4人に1人(24.4%)が複数日使用している。
使い捨てマスクの購入時に重視するポイントは、「価格」(66.3%)が1位に挙げられ、以下「形・サイズ」(52.9%)、「フィット感」(52.4%)、「カット効果」(45.1%)が続いた。
「形・サイズ」は男女の差が最も顕著で、女性の約6割(59.7%)がこだわるのに対し、男性は約4割(42.3%)にとどまった。自由回答でも、女性はコストパフォーマンスに加え「普通サイズだと大きすぎるので必ず女性・子供サイズを買う」「風邪やウイルスの予防を考えるとフィットする形は大切」と、サイズやフィット感に関するコメントが多数寄せられた。
また、「ノーメイクを隠すためのマスクはこだわりなし。インフルエンザ予防では『99%以上カット』を使用」「目的によってマスクの厚み、シルエット、値段(クオリティ)を変える」など、用途に応じて使い分けている意見も見受けられた。
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