毎日のように触れるパソコンですが、イギリスのある調査では、キーボードにはなんと、便器の5倍の細菌が繁殖している可能性があるといわれています。キーボードだけでなくマウスやモニターも同様に、実は細菌まみれ……。そこで手をつけるのがコワいパソコン本体ではなく誰でもカンタンにできる、パソコン周りをきれいに保つための掃除方法を紹介します。
■マウス掃除方法(外側編)
マウスは大きく分けて、ボールがついたタイプとレーザー・光学式タイプのマウスの2種類があります。外側の掃除は、どちらのタイプも同じ。コードをPCから外し、掃除できる場所で、乾いたきれいな布で拭きます。汚れがひどい場合は、水か中性洗剤を布に含ませ、かたく絞ってからふき取るときれいになります。継ぎ目部分は綿棒を使ってなぞれば、拭いただけでは取れにくいホコリを取ることができます。
■ボール式マウスの掃除方法(内側編)
回転するボールを用いたマウスでは、マウスの内部にホコリなどが入って汚れるとマウスの操作がうまくできなくなってしまいます。マウスの裏側のボール止めを外してボールを取り出し、中性洗剤で洗い、汚れを落としましょう。水で洗い流し、乾いた布で水分をふき取り、風通しのよい場所で十分に乾燥させたら元に戻します。
■レーザー・光学式マウスの掃除方法(内側編)
レーザー・光学式マウスは底面から光を出し、それをセンサーで感知することでマウスの動きを判断しています。マウス底面にある読み取りセンサー部分が汚れると、読み取りができなくなり、マウスが正常に動作しなくなることがあります。市販されている光学式マウス専用クリーナーを利用するか、空気で汚れを飛ばすエアーブラシなどを使って汚れを取り除きましょう。センサー部分に傷がついてしまうと故障の原因になるので、注意しましょう。
■モニターの掃除方法
パソコンのモニターは電源を入れているときは発光しているので気づきにくいのですが、表面にはホコリがびっしり付いています。ホコリ取りモップ(化学ぞうきんでも可)でホコリを取り除き、ウェットティッシュで皮脂などの汚れを拭き取り、乾いた布で空拭きをします。液晶の画面は強く押すと中の液晶が破れてしまうので、優しく拭きましょう。また、タッチパネル機能付きのモニターの場合、指先の皮脂などがかなり付いてしまっているので、電源オフの状態で掃除をしましょう。静電気の発生を止め、掃除中のホコリの再付着を防ぎます。
■キーボードの掃除方法
キーボードは指で直接触れるので、手アカがつくのはもちろん、キーの隙間にホコリやゴミが入りやすくなっています。モニター同様、電源は切った状態で掃除を始めます。まずは、ブロアー(おもにカメラ屋、100円ショップに置いてあります)を使ってホコリを吹き飛ばしましょう。そのあと、ウェットティッシュなどで拭けばOKです。除菌をするならアルコール系のウェットティッシュがより効果的ですが、エチルアルコール系が使われている薬剤はキーボードに印刷されている文字がはがれてしまうこともあるので使わないほうがよいでしょう。
■まとめ
パソコン周りは、気づかないうちに汚れてしまっているもの。毎日は無理だとしても、気づいたときにはホコリや汚れを取るように習慣化していきましょう。また、見落としがちなパソコンのケーブル、LANケーブルも静電気でホコリを呼び寄せてしまうので、こまめに掃除したいポイントです。
http://news.goo.ne.jp/article/mynavi_chintai/life/medical/mynavi_chintai-29634.html