子どもが生涯にわたって安定した英会話能力を修得するには、「1~3歳」の間に英語教育を始めることがいいとされている。この時期は、運動能力や認知能力に加え、言語能力が身に付くうえに、自我も芽生え始めるとあって非常に重要な時期だからだ。とはいえ、ひとえに英語教育といっても、家庭によっても方法はさまざま。そこで、今回は幼児の英会話教育が学べる“場所”を特徴も踏まえて紹介していく。
■子ども向け英会話教室
近年、ほとんどの英会話教室が「幼児クラス」に力を入れています。早いところでは0歳から。1~3歳でも、ステージごとにクラスが分けられた教室や全員で同じプログラムをこなす教室もある。いずれにしても、子どもがそれぞれの個性を伸ばしながら語学力を修得することに特化している。
特に1、2歳は物事を感覚的に覚える時期なので、リズムで言語を体に染み込ませるリトミックやチャンツ、鮮やかな色彩でつくられたピクチャーカードを利用した単語学習がメインになる。ハロウィンやクリスマスといったイベントを授業に取り入れた楽しいプログラムを取り込むなど、幼児期の子どもが飽きずに楽しめる工夫がされている。
講師もネイティブ、日本人、両方などスクールによってさまざまあり、子どもに合った選択が可能となっているところも多い。
■インターナショナル・プリスクール
いろいろな教育・指導を英語で行う「インターナショナル・プリスクール」。小学校入学前の未就学児を対象としたスクールで、保育園・幼稚園の代わりとなる位置づけだ。授業内容は、歌やお遊戯、散歩など全て英語で行われる。言語以外は普通の幼稚園となんら変わらない。
授業料は通常の幼稚園に比べると高額。ただ、一日の半分を英語に触れて過ごすので、その分、能力も目覚ましくのびる可能性を秘めている。ちなみに、学校と両親のやりとりも英語になるところも多いので、あらかじめ勉強しておく必要があるだろう。実際にプリスクールに通い始めた子どもが、数ヶ月もたたないうちにネイティブのような発音で英語を話し始めることも珍しくないようだ。
■親子留学
親子留学は、わずか0~1歳からでも体験することができる。期間は1週間~1ヶ月など、自由に定められる。親子留学の場合、子どもが現地の保育園や幼稚園、託児所などに地元の子どもに混ざって入学することになる。同伴する親は、ある程度英語を話せないと状況としては厳しいが、子どもにとっては非常に貴重な経験となるだろう。
留学先はオーストラリアやニュージーランドが人気。そのほか、カナダやアメリカ、イギリスなどでも体験できる。いずれも日本とは全く違う土地や文化を感じられるので、子どもだけでなく、同伴する親にもいい体験といえる。
この時期の子どもは、あらゆる方向で無限のパワーを秘めているといえます。英語教育だけでなく、いろいろな事に楽しくチャレンジさせて、1日1日を有意義なものにすることが大事といえるだろう。
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