国立感染症研究所は23日、全国約5千カ所の医療機関から12~18日に報告されたインフルエンザの患者数が1医療機関当たり37・0人(前週比3・72人増)になったと発表した。厚生労働省は「流行のピークに入ったとみられる。この1~2週間を過ぎれば流行は終息していくのではないか」と分析している。
感染研によると、12~18日に全国の医療機関を受診した患者は約201万人と推計される。都道府県別では、宮崎(99・58人)▽沖縄(84・78人)▽熊本(73・59人)▽佐賀(69・74人)▽大分(66・47人)▽鹿児島(59・97人)▽愛知(59・39人)▽岡山(59・21人)▽福岡(59・08人)▽長崎(57・6人)▽福井(56・81人)▽山口(54・74人)▽静岡(50・8人)-の順。中部、中国、四国、九州地方で警報レベル(30人以上)の流行が続いている。36府県で前週より増加したが、11都道府県では前週より減少した。
厚労省は「冬休みが終わって流行が拡大したが、流行は子供から成人に移った。今後は終息に向かうだろう」としている。
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/snk20150123523.html