内容
事例1
雑煮を食べていたら、餅をのどに詰まらせ顔面が蒼白になった。意識を失って倒れたため、家族で病院へ搬送した。(60歳代 男性)
事例2
夫が台所で餅を食べていた際、のどに詰まらせ窒息した。居間まで自力で出てきたが、心肺停止したため救急要請した。病院で処置をしてもらったが死亡した。(70歳代 男性)
ひとこと助言
- 高齢者の餅による窒息事故が多く起きています。高齢になると、そしゃく力や飲み込む力が低下し、食べたものがスムーズに飲み込みにくくなるため、一層の注意が必要です。
- 餅を食べる際は、小さく切って、食べやすい大きさにしましょう。
- 急いで飲み込まずに、ゆっくりとよくかんで、だ液とよく混ぜ合わせて食べることが大切です。
- 家族や周囲の方も、食事の様子から目を離さないようにしましょう。
本情報は、医療機関ネットワーク事業へ寄せられた参画医療機関からの事故情報をもとに編集・発行しています。
<参考>
「高齢者の餅による窒息事故に気を付けて!-年末年始は餅による窒息事故が増えます。注意して餅を食べましょう-」[PDF形式](消費者庁)
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen209.html