雪が吹きすさび温度が下がってくると、おいしい食べ物をためこんで、ちょっとした冬眠のように家にこもっていたいと思うかもしれません。しかし、お医者さんはそれを良しとしないでしょう。
健康で活動的なライフスタイルを維持したいと思っても、冬の厳しい気候でくじけそうになります。でも残念ながら、1日中座っていることによる深刻な弊害は、冬を免除させてはくれません。いくら寒くても、体を動かす方法を探す必要があります。
散歩しながらのミーティングは無理でしょう(参加者がいずれも強くたくましい北国の人でない限り)。また、(よく暖房の効いた)ジムにもっと頻繁に通うとか、オフィスを改造してしまい、立って仕事ができる机を導入するとかのわかりやすい解決策については、誰もが考えついていることでしょう。しかし、TEDブログに投稿された、短い、しかし賢明な記事によれば、日常生活での体の動きを簡単に増やすことができる、これまで考えつかなかったであろう方法がいくつもあります。
最近の研究によれば、たったの5分間でいいので、1日の仕事の中で時々席を立つことによって、座って仕事をすることによる健康への大きな弊害を軽減できることがわかっています。ですので、小さい変化であっても、大きな効果をあげることができるのです。ということで、以下にあげる簡単な方法を試して、凍てつく寒さの季節でも、体を動かすようにしてみましょう。
1. バランスボード(ウォブルボード)を使う
TEDは、Brain Pickingsのマリア・ポポーワ氏が紹介したアイデアを引用しています。「私は裸足で、バランスボードの上に乗りながら仕事をしています」と、彼女は話しています。「変だと思えるかもしれませんが、これにより、普通に立っている状態よりもはるかに整った姿勢をとることができます。ただ立っていると、体重を左右の足に交互に移すような動きをして、脊柱がゆがんでしまいます。しかし、バランスボードを使って1点だけで接地するようにすれば、バランスを取ることがとても簡単になり、重力によって骨格が完璧に整うのです」
2. プリンター(またはごみ箱)を移動する
これ以上に簡単なことはないでしょう? 単に、オフィスでよく使うものを再配置して、簡単には手が届かないようにすれば、少なくとも定期的に立ち上がってストレッチせざるをえなくなります。TEDの投稿が教えてくれています。さぁ、プリンターを移動する時です。
または、デスクにある個人のごみ箱を廃止するのはどうでしょう? Etsy社は、個人ごみ箱の廃止により、リサイクルが促進され、おそらくは体をより動かすようになっただけでなく、企業の雰囲気にも良い影響を及ぼしたことを明らかにしています。
3. 立ち上がって、人と話す
確かに、同僚や顧客と一緒に地元の公園を歩いて回るのは、冬の間はやりたくないかもしれません。しかし、腰を上げることと、人とのつながりの関連という基本的な考え方は使えます。ただ、やり方を少し変えればいいのです。たとえば、「電話するときにヘッドセットを使えば、歩き回ることができます」と、TEDの投稿はすすめています。または、ちょっとした質問をするのに、メールを送信するのではなく、オフィス内を歩いて聞きに行くことを選ぶ方法もあります。
そのほかのアイデアですか? 会議室から椅子を撤去してみましょう。ある調査によれば、立ったままの会議は、体を動かす機会を増やすだけでなく、会議が不必要に長引くことも防止でき、チームワークや生産性も向上させるそうです。
3 Ways to Stay Active During the Winter Months|Inc.
Jessica Stillman(訳:Conyac)
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http://news.goo.ne.jp/article/lifehacker/bizskills/healthcare/lifehacker_41504.html