メール全盛の時代・・・と思いきや、今、女性たちの間で“手書き”がひそかなブーム。年賀状やクリスマスカード、おすそ分けやお返しの品物につける添え状など、気持ちが伝わるよう“手書き”するという人が増えています。
一方で、クセ字やレイアウト下手など、手書きに苦手意識がある人が多いのもまた事実。
そこで、“美文字王子”こと青山浩之さんに、1時間ちょっとでクセを改善できる「美文字三原則<隙間均等法・指トレ・けい線串刺し法>」など、誰でも無理なく実践できる技の数々を紹介してもらいました。
このほか、おわびやお祝いのとき「字に気持ちを反映させる」方法や、レイアウト下手のための見栄えが良くなる“余白”の取り方、さらには、年賀状を書くときに役立つ筆ペン使いのコツなど、自分の字の個性を生かしながら、“読みやすく気持ちが伝わる手書き”のテクニックを詳しくお伝えしました。
■筆ペン使いの新常識
年賀状の宛名書きで、筆ペンを使用する際に見栄え良く仕上がる方法として紹介しました。
1、筆ペンを立てる
筆ペンを適切に使用するために、最も必要なことは、ペンの軸を立てて、細い線を引けるようになることです。
ペンを持った際、人さし指を手首のほうに引き込むようにして、ペンの軸を立てます。
手首が安定しない場合は、利き手の反対の手のひらを手首の下に敷くと安定します。
2、書き始めは押さえる
一筆いれるごとに、きちんと止まってから、ゆっくり線を引きます。
筆圧をしっかりかけることで、穂先をバネのようにする感覚に注意するようにします。
3、住所は後回し
宛名書きを見栄え良くする順番として紹介しました。
(1)宛先の名前を中心に書きます。「様」を大きめに書くと安定感が増します。また、肩書きのある場合は右上に添えます。
(2)宛先の住所を書きます。
(3)差出人の住所と名前を書きます。
■見栄え激変!レイアウトのコツ
小さいカードや付箋を使ったメモを、見栄え良くするレイアウト術をご紹介しました。
1、余白
メモの周囲に二つの文字が入るくらいの余白をとります。
文章を真ん中に位置させることで、読みやすくなり、すっきりした印象を与えられます。
2、文字にメリハリ
文字の大きさを、見出し、本文、名前の順に小さくしていきます。
この例に限らず、最も大切な項目を大きくし、重要度に応じてサイズを変えていきます。
3、超カンタンデコレーション
余白を埋める簡単なデコレーションとして、「+」を縦に書き並べる方法。
吹き出しを雲のように書く方法をご紹介しました。
●著書
<青山浩之さん>
・『DVDですぐ上達! 10日で「美文字」が書ける本』(講談社)
<Yuzukoさん>
・『にっこりが伝わるふせん習慣の始めかた』(メディアファクトリー)
番組およびこのページは特定の製品・店舗を推奨するものではありません。
製品・サービスの特性や使用上の制限、契約内容・条件などについては、各自におかれまして、メーカーや販売会社に十分ご確認ください。
NHK「あさイチ」2013年12月2日放送分
http://news.goo.ne.jp/article/asaichi/life/asaichi-20131202-a-002.html










