福岡管区気象台は27日、噴火が続く熊本県・阿蘇山の中岳(標高1506メートル)について、「大規模噴火につながる可能性は低いが、今後も噴火が繰り返し発生する可能性がある」と発表した。噴火は25日から続き、27日午前11時半ごろには噴煙が上空約1500メートルに達した。
同気象台は、8月30日に噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引き上げており、火口約1キロの範囲では大きな噴石に警戒するよう呼び掛けている。
同気象台によると、火口付近は火山灰が約7センチ積もっており、熊本県のほか大分、宮崎両県の一部でも降灰が確認されている。
火口付近では、マグマが噴出して固まった「スコリア」が飛び散っており、今回の噴火はマグマ噴火とみられる。マグマ噴火が確認されれば、1993年2月以来という。
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6140192