[ カテゴリー:子ども ]

ある年齢までは「成長」なのにいつの間にか「老化」に。「成長」と「老化」の分岐点って何歳ごろ?

「老化」、そして「加齢」。とてもイヤな響きの言葉ですよね。いっぽうで「成長」という言葉は、私たちをとても前向きな気持ちにさせてくれます。
私たち人間の身体の変化は、ある時点までは「成長」と呼ばれていたはずです。
それが一定の年齢になると「加齢」や「老化」に変わってしまう。これはいったいどういうことなのでしょうか?
そこで今回は、似ているようで少し違う「老化」と「加齢」、そして「成長」の違いについて改めて考えてみましょう。

◆似ているようで全然違う「加齢」と「老化」

「加齢」とは、人間が生まれてから死ぬまでの時間経過のこと。「年齢」と同じ概念のものだと思えばいいでしょう。
「加齢」は時間の流れとともに、誰もが同じ速さで進行していきます。ですから、同じ年に生まれた人と「加齢」のスピードが引き離されることはありません。 
いっぽう、「老化」とは性成熟期以降に起こる「生理機能の低下」のことです。
成長期を過ぎると、消化や代謝、免疫など、身体のあらゆる機能が少しずつうまく働かなくなってきます。
「加齢」と違って「老化」のスピードは、個人よってバラバラです。なぜなら、「生理機能の低下」はその人の遺伝的な要素や生活環境によって大きく変わってくるからです。
「老化」と「加齢」はとてもよく似た言葉のように思えますが、同じように「加齢」している人でも、「老化」の速さはまったく違うというわけですね。

◆「成長」か「老化」か。それを決めるのは細胞

では次に「成長」と「老化」の違いについて見てみましょう。
・・・といっても、「成長」と「老化」は、別々に起こっている現象ではありません。私たち人間が生まれた瞬間に、実は「老化」はもう始まっています。
ただ、子供のうちは「機能の低下した細胞」と「若く健康な細胞」の生まれ変わりがとてもスムーズ。身体全体として見ると「若く健康な細胞」のほうが多い、という状態が続くので、このあいだ生理機能は低下することなく、「成長」を続けることができます。
ところが性成熟期を過ぎるころになると、「加齢」とともに細胞が生まれ変わるスピードが遅くなったり、取り替えること自体ができなくなったりします。
「成長」が完全にストップするだけでなく、やがてさまざまな生理機能が衰えてくるのです。・・・じわじわと「老化」が始まる、というわけです。

◆30歳を過ぎたら誰でも「老化」するけれど・・・

人間の身体が「成長」をやめ、「老化」=生理機能の低下が始まるのは、だいたい20~30歳以降だといわれています。30歳でもまだ半人前扱いされる今の世の中から考えると、ちょっとアンバランスな気もしますよね。
でも、「老化」はすべての生き物にとって避けることができない生理現象のひとつ。いいイメージがあまりないのは事実ですが、たくさんのエッセイや啓蒙本などでさんざんいわれているように、無理やりにでも前向きに考えていくしかなさそうです。
身体の成長は止まっても、せめて心の成長だけは止めないように生きていきたいものですね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141126-00010001-mocosuku-hlth

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