京都府亀岡市内の保育所で起こった子どものけがについて情報を集める新システムの説明会がこのほど、市役所で開かれた。各保育所は3年前からけがのデータベース化に取り組んでいる。新システムで入力やデータ管理の簡素化を図り、けが予防につなげる。
市が進める「セーフコミュニティ」の一環。データベース化には公立保育所8カ所と民間保育園1カ所が参加している。データは3年間で約7000件に上るが、各保育所で毎回、専用用紙に職員らが手書きし、市の担当課が情報をパソコンに打ち込んでいた。
データ収集と分析を担う京都府立医科大の安炳文(アンビョンムン)助教が、既存のデータベース管理ソフトを利用して「乳幼児外傷予防システム」を作成。けがの発生場所や種類、部位、原因を選択制にするなど入力方法を簡素化した。
説明会には保育士ら13人が参加し、パソコンで入力練習をしながら疑問や要望を挙げていた。安助教は「現場で使いやすいシステムに改善し、活用を図りたい」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141104-00000010-kyt-l26