年の瀬はどうやって過ごす方が多いでしょうか?家の中の大掃除に明け暮れたり、忘年会に追われていたり、まさに師走という過ごし方をされる方が多いと思います。
しかし、そんなことには目もくれず、年末の3日間を東京ビッグサイト(東京国際展示場)で過ごす方々がいます。既に開催回数80回を数えた「コミックマーケット」に参加する方たちです。
3日間は相当な熱気に包まれる会場ですが、海がそばにあるのでその環境は過酷を極めます。そこでこの記事では、冬コミで風邪をひかないようにする方法をご紹介いたします。
コミックマーケットとは
コミックマーケットとは、お盆と年末の年2回、東京ビッグサイトで開催される世界最大の同人誌即売会です。
同人サークルの作品を販売するのがメインですが、その他にも展示スペースや企業が出展するブースなどもあり、多くの人とコンテンツで溢れるイベントなのです。
3日間で約60万人を動員するので、この様子はニュース番組でも取り上げられるほどです。
実は夏よりも過酷!冬コミのここが怖い
寒暖差にやられる
夏コミはニュースでも報じられるように、炎天下で何十万人という人間が列を作るので、熱中症になる人が多発します。その点、冬コミは寒いとはいえ、倒れるほどではないだろうと思われがちです。
しかし、そこに落とし穴が潜んでいます。会場内は驚くほどの熱気でむしろ「暑い」と感じるくらいに温かいのです。厚着をした状態で会場内を歩き回って汗をかき、そのまま外に出たら一気に冷えて風邪をひく、というのがよくあるパターンです。
水分補給をしっかり
こちらも夏と比較するとおろそかになりがちなポイントです。
冬は乾燥していますし、上の項目でもあるように汗もかいて、体からどんどん水分が奪われているので、夏と同じくらい水分はしっかり摂らなければなりません。
しかし、会場近くのコンビニは常に大勢の人で行列ができているので買いたいときに買うことができないのです。
風邪をひくよりも、もらうことに注意
多くの人が集まっているけど、まさかもらうことはないだろうとタカをくくってはいけません。
注意が必要な理由の1つとして、年に2回しか開催されないイベントだということが挙げられます。多くの人が待ちわびているイベントのため、出展する方も含め、参加者の中には体調が悪くても来られる方も多いのです。
しっかり家で休んでなさい!と言いたくなるところではありますが、そこは大好きなもののため、譲れないものがあるということですね。
ですので、参加している以上はお互い様と割りきって、各自で風邪予防に努めましょう。冬コミはインフルエンザが流行する時期でもあるので、入念に!
快適なコミケライフを!持ち物編
上で紹介した注意点を踏まえ、冬コミ用の持ち物をまとめました。
地図(カタログ) | 毎回専用のカタログがありますが、重いので自分のお目当ての場所を地図やリストにしておきましょう |
交通用の電子マネー | 会場周辺の駅の切符売場は混雑を極めます。予めのチャージを |
マフラー・手袋・帽子・カイロ | 防寒用です。カイロをシャツの上に張るだけでかなり違います |
コート | 着脱可能なものが望ましいです。フードがあるとさらに良いです |
折りたたみ椅子 | 大きい物でなくても構いません。人気の列だと2,3時間待ちは見込まれるので、あると便利です |
保険証・身分証明証 | いざというときのために、持ち歩くようにしましょう |
飲み物 | 夏は2本が基本ですが、冬は1本あればしのげます |
おわりに
コミケの時期の東京ビッグサイトは「戦場」といわれるように、人の動きが激しい場所です。戦支度はきちんとするにこしたことはありません。
コミケの後に来るお正月を健康体で迎えられるように、この記事が参考になれば幸いです。
(image by PresenPic)
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