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うつ病が治らないあなたに「診断は正確か」

うつ病が治らないことは少なくない。うつ病の治療は軽症と中等症以上では変わり、うつ病のタイプで症状・治療法も異なる。治すためには、まずは正確な診断が大切になる。

1.うつ病が治らない背景
うつ病が治りにくいことは少なくありません。長期間治療してもうつ病の症状がなくならない場合には、その背景に「診断は正確か?」「薬を正しく使っているか?」「うつ病につながる考え方やストレスに対処しているか?」「双極性障害ではないか?」という大きく分けて4つの理由があることが考えられます。
うつ病と診断されるのは、「抑うつ気分」と「興味や喜びの喪失」という2つの症状どちらかが必ずあり、さらにそれを含めて「食欲の異常」「睡眠の異常」「そわそわする、または体が重く感じる」「疲れやすい」「自分を責めてばかりいる」「思考力や集中力がなくなる」「死にたいと思う」といった症状が5つ以上あって、その症状がほとんど1日中かつ2週間以上続く場合です。医師は、患者さんとの会話から、これらの症状の有無を判断していきますが、よく似た症状が現れるほかの病気もあるため、診断はとても難しいのです。適した治療が行われるためには、正確な診断が非常に重要です。

2.重症度やタイプに応じた治療
適切な治療が行われるためには、重症度やうつ病のタイプを見分けることも大切です。うつ病は、重症度に応じて軽症と中等症・重症に分けられ、それぞれ治療が異なります。軽症の場合には、薬による治療に優先して、患者さんの背景や病態の理解、患者さんの話をよく聞き適切な助言やアドバイスをする支持的精神療法(カウンセリング)、うつ病とはどのような病気かなどを説明する心理教育の3つの治療が行われます。ただし、睡眠や食欲の症状が重い場合など、必要があれば薬が使用されます。中等症・重症の場合には、治療の最初から積極的に抗うつ薬による治療が行われます。薬による治療と並行して、うつ病になりやすい考え方の癖を修正する認知行動療法が行われることもあります。
また、うつ病には典型的なタイプであるメランコリー親和型うつ病と、それとは異なる非定型うつ病があります。タイプによって適した治療が変わるので、タイプを見分けることも大切です。

☆タイプや重症度に応じた治療の詳細については、
きょうの健康テキスト 10月号に詳しく掲載されています。

NHK「きょうの健康」2014年9月29日放送分

http://news.goo.ne.jp/article/kenkotoday/life/kenkotoday-20140929-h-001.html

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