【ニューヨーク時事】エボラ出血熱で2人の院内感染者を出した米テキサス州ダラスの病院幹部は16日、連邦議会公聴会での証言で、リベリア人男性患者(8日に死亡)を初診で誤診した上、エボラ熱患者に対処する医療スタッフの訓練も行っていなかったことを認め、「大変申し訳ない」と謝罪した。
この病院では9月下旬、発熱などの症状を訴えたリベリア人患者を診察したが、エボラ熱が猛威を振るう西アフリカから渡航した事実を把握しながら、抗生物質を与えて患者を帰した。
患者はその後、症状が悪化して病院に救急搬送され、隔離後、エボラ熱感染が確認された。だが、スタッフの訓練は行われておらず、治療に当たった女性看護師2人の感染につながった可能性が指摘されている。
この病院で隔離治療中の看護師ニーナ・ファムさん(26)は16日中に、高度な隔離治療設備を持つ首都ワシントンに近い国立衛生研究所の病院に移送される。
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