公式ワナゲは2メートル先に置かれた9本の棒を狙って輪を投げて得点を競う。全身のバランス感覚、下半身の筋力、上半身の正確な動作が必要で、意外に運動量が多い。
1.公式ワナゲは全身運動
全国に約30万人の愛好者がいる公式ワナゲは、安全な全身運動です。1967年に日本ワナゲ協会が発足してから全国の老人クラブを中心に広まり、年に一度、全国大会も開かれています。
ワナゲの的は、正方形(60cm×60cm)に9本の棒が並び、それぞれ1から9の数が割り当てられ、縦・横・斜め1列のいずれも合計が15になるようになっています。ワナゲの輪は外径17cm、重さ133gのゴム製で、この輪を2メートル離れたところから投げることで、足腰と腕の筋力強化やバランス能力の向上が期待できます。
2.公式ワナゲをやってみよう
●ルール
的から輪を投げるラインまでの距離は2mとする
ラインを踏んだり、超えたりしてはいけない
両足を床につけた状態で投輪する
投げた輪が静止するまで次の輪を投げない
●投げ方
【正面投げ】
正面を向いて下からすくうように投げる。狙いを定めやすいが、投げた輪が跳ね返りやすいので、力加減に注意が必要
【横投げ】
利き手で横から投げる。コントロールは難しいが、輪が跳ね返りにくいという利点がある
●得点の計算方法
基本は、輪が入った棒の数字の合計得点
縦・横・斜めのいずれか1列そろった場合は30点
すべての棒に輪が入ったら300点
☆ 試合の方法は、
きょうの健康テキスト 9月号に詳しく掲載されています。
NHK「きょうの健康」2014年9月25日放送分
http://news.goo.ne.jp/article/kenkotoday/life/kenkotoday-20140925-h-001.html