脳を活性酸素から守る、サケのアスタキサンチン
サケは川で生まれて海へ下り、9~10月に産卵のため、再び生まれた川に戻ります。北海道では、この時期のシロザケを「秋ザケ」と呼びます。
天然のシロザケは、養殖の銀ザケやキングサーモンなどに比べて高たんぱくで低カロリー。脂肪分にはEPAやDHAを多く含んでいます。
注目成分は、赤い色素成分・アスタキサンチン。活性酸素を取り除く抗酸化成分として知られます。
活性酸素は細胞を酸化させて損傷を与え、老化や生活習慣病、がん、認知症などさまざまな病気の発生に関わっているとされます。アスタキサンチンは、最も酸化されやすい細胞膜で強い抗酸化力を発揮し、脳や脳の血管などを活性酸素の害から守ることを期待されています。
[ 作り方 ]
(1)下ごしらえをする
サケは1切れを3~4つにそぎ切りにして、塩と酒をふります。白菜の葉は大きめのざく切り、芯は食べやすい大きさのそぎ切りにします。厚揚げは熱湯を回しかけて油抜きし、厚さ1cmに切ります。A は混ぜ合わせます。
(2)具材を重ねる
平鍋(またはフライパン)に、(1)の白菜、厚揚げ、サケを1/2量ずつ順に重ねます。ショウガ1/2量を散らし、A を1/2量回しかけます。残りも同様に重ね、Aの残りを回しかけます。
(3)蒸し煮にする
(2)にふたをして強めの中火にかけます。煮立ってきたら弱火にして、10分ほど蒸し煮にして火を通します。
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