西アフリカを中心に感染が拡大しているエボラ出血熱。最大90%と高い致死率の感染症で、1970年代以降、アフリカではしばしば流行が確認されています。
しかし、ことし3月にギニアで流行が確認されて以降、今回の流行はかつてないほどの規模で拡大しています。
WHO調べでは、これまでに1500人以上が亡くなっています。
また、今後半年間で患者数が2万人を超える恐れがあると発表しました。
大規模な流行になった背景と、日本の検疫所などで行っている対策についてお伝えしました。
■ウイルスについてインタビューを伺った方
国立感染症研究所 ウイルス第一部 西條政幸部長
西條さんによると・・・
「エボラ出血熱は、血液などの体液と接触し、ウイルスが傷口などから体内に入ることで感染する。空気感染や飛まつ感染はしないため、簡単には感染は広がらない」
「日本の空港などの検疫をすり抜けて、国内でエボラ出血熱患者が出る可能性はほとんどないが、ゼロとは言えない。しかし、衛生観念が浸透し、医療設備も整っている日本では感染が広がることは、まずない」
とのことでした。
■エボラ出血熱についての情報
<厚生労働省>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/ebola_qa.html
<国立感染症研究所>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/a/vhf/ebora.html
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NHK「あさイチ」2014年9月4日放送分
http://news.goo.ne.jp/article/asaichi/life/asaichi-20140904-h-002.html