[ カテゴリー:医療 ]

健康の要 腎臓!「あなたの腎臓の働きは?」

健康寿命を延ばし、透析などが必要な腎不全にならないためにも、血液・尿検査を定期的に正しく受け、自分の腎臓の働き・状態の把握が不可欠。特に尿検査の受け方に注意を。

1.腎臓の働きを知るには
慢性腎臓病があると、脳卒中や心筋梗塞といった心臓や血管の重大な病気を起こしやすくなります。また、腎機能の低下が進行し、末期腎不全の状態になって、透析療法や腎移植が必要になることもあります。そうならないためには、自分の腎臓がどのような状態にあるのかをよく知っておくことが大切です。
腎臓の働きは、たんぱく尿検査と、血清クレアチニン検査の結果からわかるeGFR(糸球体ろ過量)から推定できます。eGFRを求めるには複雑な計算を行う必要がありますが、日本慢性腎臓病対策協議会のホームページでは、血清クレアチニン値、性別、年齢を入力すると自動的に計算してくれるため、各自のeGFRを知ることができます。たんぱく尿検査の結果は-・±(A1)、1+(A2)、2+以上(A3)、eGFRの結果は数値によってG1、G2、G3a、G3b、G4、G5の6つのステージに分けられます。この2つの検査の結果の組み合わせによって、慢性腎臓病の重症度は、正常・軽度・中等度・高度の4つの段階に分類されます。

2.自覚症状がなくても注意を
eGFRが30未満になるとステージ4の慢性腎不全と診断されます。この段階になるとむくみ、貧血、血圧上昇、めまいなどの自覚症状が現れることがあります。さらに進行し、eGFRが15未満でステージ5の末期腎不全になると、尿毒症が生じて、疲れや吐き気、食欲不振、息切れなどの症状が現れます。
慢性腎臓病の初期にはほとんどの場合自覚症状がありませんが、尿検査の採尿の方法が正しくなかったり、陽性で再検査の指示が出たにもかかわらず放置してしまったりすると、気付かないうちに上記のような症状が現れるほどに進行してしまう場合があります。検査結果に異常があれば放置せず、必ず医療機関を受診して、さらに詳しく腎臓の状態を調べる検査を受けることが大切です。

☆尿検査での注意点については、
きょうの健康テキスト 9月号に詳しく掲載されています。

NHK「きょうの健康」2014年9月2日放送分

http://news.goo.ne.jp/article/kenkotoday/life/kenkotoday-20140902-h-001.html

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