「子どもと楽しく」をメーンテーマに、子育てについて語り合う第35回「くまもと子育てトーク」が20日、益城町文化会館で開かれた。父親の育児参加を支 援するNPO法人「ファザーリング・ジャパン」(東京)代表の安藤哲也さんの基調講演や、三つの分科会に約280人が参加した。県、熊日、熊本放送でつく る実行委員会主催。
安藤さんは「安藤パパ直伝 子育ての楽しみ方」と題して講演。娘に毎晩絵本を読み聞かせてきた経験などを踏まえ、「男性は働き方を変え、子どもと関わる時間を毎日持つことが大切。子育てを通じて時間管理能力が高まり、視野も広がり、仕事にも生きる」と語った。
安倍政権が掲げる女性の活躍推進についても、「女性が昔のように育児・家事をしながら、さらに活躍しろというのは無理だ。男性の育児参加が必要になる」と指摘した。
分科会では、柴田恒美・NPO法人子育て談話室理事長、相藤春陽[あいとうはるひ]・ママそら☆くまもと副代表、坂口京子・おやこスタジオRAFiT代 表がアドバイザーを務めた。親同士の仲間づくりや食事の大切さ、絵本の楽しみ方について、参加者が話し合ったり、一緒に体を動かしたりした。(井上直樹)
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