陽の光を浴びないと、睡眠サイクルに悪影響が出るかもしれません。「Journal of Clinical Sleep Medicine」に掲載された研究結果によれば、窓のそばで仕事をする人と、窓のない環境で仕事をする人では、睡眠時間に違いがあるそうです。
この研究では、自己申告にもとづいて被験者を2つのグループにわけました。1つは、窓が近くにない環境で仕事をしているグループ。もう1つは、窓の近くで仕事をしているグループです。この2つのグループを比較したところ、以下のことがわかりました。
窓のないグループと比べて、労働環境に窓があるグループでは、勤務時間中に浴びる日光の量が多く、アクティグラフィ(活動量測定検査)で測定したところ、身体活動量が高まり、睡眠時間が長くなる傾向が見られました。
この研究は少人数の被験者のみを対象としたものです。また、自分の労働環境を選べない人もいますから、誰にでも役に立つというわけではありません。とはいえ、寝つきが悪くて、日中に陽の光をほとんど浴びていない人は、考えてみる価値があるかもしれません。職場の日当たりを良くする方法がないかどうか、上司に尋ねてみてください。職場の環境を自分で整えられるなら、陽の光を採り入れてみましょう。
Impact of Windows and Daylight Exposure on Overall Health and Sleep Quality of Office Workers: A Case-Control Pilot Study | Journal of Clinical Sleep Medicine via Apartment Therapy
Tori Reid(原文/訳:梅田智世/ガリレオ)
http://www.lifehacker.jp/2014/09/140918bettersleep.html