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【ワード中級】一筆箋を作ろう(2)

ワード初級を終了された方へ ステップアップ情報です。

前回はこちら→ http://www.yomiuri.co.jp/otona/hobby/drawing/20140731-OYT8T50167.html

前編のイラストは描けましたか?

後半はB5サイズの一筆箋(いっぴつせん)に仕上げます。

描いた図形を自由に組み合わせ、オリジナル作品にして下さい。

【1】 矢羽 ( やばね ) カヤを描きます

(1)「基本図形」→「月」
「調整ハンドル」で細い月にします。…A
「サイズ変更ハンドル」で細長くします。…B
右クリックで「頂点の編集」を表示させ、下の頂点をクリックしアンカーポイントを表示します。…C
アンカーポイントをドラッグし、下を太くした図形にします。…D
(2)塗りつぶします。
右クリックし、「図形の書式設定」→「塗りつぶし(グラデーション)」→「既定のグラデーション」→「緑の中間グラデーション」を選択します。
(3)カヤに模様を付けます。
「ブロック矢印」→「山形」を描きます。
「調整ハンドル」を右にドラッグして幅の広い山形にします。
「塗りつぶし色」→「その他の色」→「薄い黄色」

(4)カヤに、山形を配置します。
まず、画面を拡大して配置しましょう。
「回転ハンドル」で向きを変え、サイズも調整をしながら、3か所に配置します。
「グループ化」して「線なし」にします。
コピーをしてサイズを変えたカヤも作り、「グループ化」します。

【2】萩、クローバー、矢羽カヤをアレンジします

(1)萩の花をコピーし、「グループ化を解除」し、自由に組み合わせます。
矢羽カヤも配置し、好みのアレンジをして下さい。
組み合わせた図形は「グループ化」をします。
(2)グループ化した図形の背面に、「塗りつぶし色を白」にした図形を配置します。(図は背景色を付けて、見やすくしています。)
(3)「グループ化」し、「線なし」にします。

【3】一筆箋の枠を描きます

(1)「挿入」→「図形」→「四角形」→「長方形」を描きます。
コピーをして、2つの図形、AとBにします。
A:塗りつぶし色、右クリックし「図形の書式設定」→「塗りつぶし(図またはテクスチャー)」→「ブーケ」を選択します。
B:ぼかしの設定をします。
図形を右クリックし「図形の書式設定」→「効果」→「ぼかし」→「サイズ」→「10pt」と半角数字で記入します。
(B図は背景色を付けて、見やすくしています。)
(2)Bを選択し最前面に移動した後、Aも選択します。
「書式」→「オブジェクトの配置」→「左右中央揃え」と「上下中央揃え」にします。
グループ化をします。
(3)グループ化した図形のサイズを指定します。
(2)を選択し、「書式」→「サイズ」
「図形の高さ」→「169mm」
「図形の幅」→「73mm」と半角数字で記入します。
(画面を縮小ズームにすると全体が見やすくなります)
「線なし」にします。

【4】罫線を引きます

(1)「挿入」→「図形」→「線」→「直線」
(SHIFTキーを使い、真っ直ぐな直線を引きます)
コピーをクリックし、貼り付けを6回クリックし、7本の直線にします。
(2)7本の直線を選択します。
(直線はオブジェクトの選択が使えません、SHIFTキー(またはCTRLキー)を押しながら線の上をクリックします。選択が難しい場合は【メモ1】を参照してください)
(3)「書式」→「配置」→「上揃え」→「左右に整列」にし、「グループ化」します。
(4)線の色を変えます。
「書式」→「図形の枠線」→「好みの薄い色を選びます」
(テーマの色、その他の色などから)

【5】枠に罫線を配置します

(1)枠を背面にし、罫線を前面にします。
(2)罫線を「サイズ変更ハンドル」で枠内に納まるようにサイズを大きくします。(上下の空きを多めにします。)
(3)枠と、罫線を選択し、「書式」→「配置」→「左右中央揃え」→「上下中央揃え」にして、「グループ化」をします。
(4)同じ枠でも構いませんが、色を変更して3種類の一筆箋にしてみましょう。
コピーし、「グループ化の解除」をして、枠の色を変更します。
テキストの枠は「テクスチャーのピンクの画用紙」と前半テキストのつぼみAの色を「書式のコピー/貼り付け」をしたものです。
線の色も変化を付けました。
(グループ化を解除したら、再度「配置」→「左右中央揃え」→「上下中央揃え」にし、「グループ化」をします。)

【6】枠に【2】で組み合わせた花や矢羽カヤを配置します

(1)ぼかした枠から出ないように自由に配置してください。
(2)枠と配置した図形を「グループ化」します。
以前に描かれた作品等も配置すると良いです。》
三種類の一筆箋を完成させます。

【7】B5用紙に配置するための枠を描きます

(1)「図形」→「四角形」→「長方形」の図形を描きます。
図形をクリックし、「書式」→「サイズ」
「図形の高さ」・・・「182mm」
「図形の幅」・・・「85.66mm」と半角数字で記入します。(多少数字が変わってしまっても気にしないでください)
配置枠の線の色を「薄いグレー」にします。
印刷した時の切り取り線にもなります。
(テキストでは、見やすくするため、グレーの色を濃くしています)

(2)一筆箋と配置枠を選択し、「配置」→「左右中央揃え」→「上下中央揃え」にし、「グループ化」します。

他の2種類も同じように配置しておきます。

(3)3種類の一筆箋を横に隙間なく並べます。

「配置」→「左右に整列」→「上揃え(又は下揃え)」にし、「グループ化」します。
※グループ化した一筆箋は、後でB5画面に「コピー/貼り付け」をします。
(A4横画面での作業なので、横に3つ並べられ、画面を縮小すると全体が見やすくなります。)

【8】B5画面の設定

「ファイル」→「新規」→「白紙の文書」を作成します。
(1)「ページレイアウト」→「ページ設定」を開きます。
(2)用紙→用紙サイズB5
(3)余白→上・下・左・右 0mm
印刷の向き→横にしてOKをします。
(4)「余白が印刷できない領域に設定されています…」の表示が出たら「無視」をクリックします。
B5の画面を作成しました。

【9】B5画面に一筆箋をコピー/貼り付けします

先に【7】(3)でグループ化した一筆箋をコピーし、B5画面を開いて「貼り付け」ます。(B5画面と一筆箋はサイズがピッタリになるはずです。)
「枠線の色」は切り取り線にし、完成させます。

印刷をして切り取ったら、一筆箋の完成です。

 

【メモ1】Word2013(2010)での線のグループ化について

オブジェクトの選択が使えませんので、次の方法で図形を選択します。

(1)SHIFTキー(またはCTRLキー)を押しながら図形をクリックします。

(2)「ホーム」→「選択」→「オブジェクトの選択と表示」をクリックします

選択する図形の一覧が表示されますので、CTRLキーを押しながら必要な線(図形)を選択します…(図形をクリックすると、表示の色が青になり見つけやすいです。)

 

【メモ2】印刷時の注意点

B5画面を印刷する時下記のようなメッセージが表示されたら、「はい」をクリックします。

2014/8 S.Mineo

*「Word2013」で描いています。
*テキストの「テーマの色」の「配色」はOffice(2013)です。
2013以外をお使いの方は、似た色で塗りつぶしてください。

http://www.yomiuri.co.jp/otona/hobby/drawing/20140815-OYT8T50076.html

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