三井住友海上火災保険は、車を運転中に交通事故が起きやすい交差点などに近づくと、「この先、事故多発です」などと音声で注意を促すスマートフォン向けのサービスを10月から始める。
同社が自動車保険の支払いを通じて蓄積した数十万件の交通事故データを活用し、事故防止に役立てる。こうしたサービスは損保業界で初めてという。
自動音声で警告を発する「危険箇所」は全国数万か所になる見通しだ。
米アップルのスマホ向け基本ソフト「iOS(アイオーエス)」か、米グーグルのアンドロイドOSを搭載したスマートフォンに、三井住友海上のアプリ「スマ保」を導入すれば、誰でも無料で利用できる。
アプリには、同社が把握する約3年分の事故など数十万件のデータのほか、公益財団法人「交通事故総合分析センター」が持つ事故データ約1万件も集約する。
http://www.yomiuri.co.jp/it/20140916-OYT1T50060.html?from=ycont_top_txt