ロードバイクには有効なバックミラーを取り付けるのは難しい。実用車と違い、取り付け場所も少ないし、ルックスの点からも取り付けたくない。
だが安全のために後方の情報は確認したい。たとえサイクリングロードでもそうだ。速い速度で後方から迫るバイクの邪魔をしたくないし、追突されるのも防ぎたい。
それが一般道路ならなおさら。自動車との接触は大きな事故を呼ぶ。
また、予めクルマなどが追い越して来るのを認識してないと、突然クルマが来た様に感じ、”ドキッ”として心臓が飛び出しそうに驚くことがある。これを防ぐためにもミラーは必須だ。
◆独特のデザインReevu、かぶって体感
そこで今私が虜になって居るのがバックミラー内蔵のヘルメット”Reevu”の製品だ。通常の自転車用ヘルメットの上部がちょっと盛り上がり、独特のデザ インなのだが、なんと、その盛り上がり部分に金属の反射板などが組み込まれ、後方の景色を目の前の金属パネルに投影してくれる優れものだ。
はじめてこのヘルメットに出会った時は、ヘルメットのツバの部分に出ている金属パネルの意味がよく理解出来てなく、買わずに通り過ごした。ある日、商品は 売り切れて、サンプルとしてお店の壁にかかっていた”Reevu”をかぶって見て驚いた。なんと後ろの景色が約15mm程度の幅の目の前の金属ミラーに 写っているではないか!
慌てて無理矢理に最後の1個となっていた”Reevu”を売って貰った。おそらく最後の国内での製品と思われる。
◆前を見ながら後方確認
”Reevu”が素晴らしいのは、前を見ながら必要に応じて視点をちょっと上に移動するだけで後方が確認できる点だ。
なので、後ろを振り返る必要もなく、前方から視線を外すこともないので、安全性ば飛躍的に高い。
自動車の場合、流石にナンバーまでは読み取れないが、しかし、クルマの色や大体の形など確認出来、何台後方から迫って来ているのかもわかる。
このミラーはほぼ真後ろしか確認できないので後方左右を見たい時にはちょっと顔を軽く左右に振るとほぼ後方90度の範囲はチエック出来る。大きく首を振れば最大140度ぐらいもの広い視野を確認できる。
今では手放せないアイテムとなり、自転車に乗る時にはいつもこの”Reevu”が一緒だ。
折角ご紹介しながら申し訳ないのは現在、世界のどこにも販売してない様子。オートバイ用の”Reevu”は販売されて居るのだが、自転車用が無いのだ。どなたかご存知の方は是非購入先を教えて頂きたい。もう一個是非買いたいのです。 《津々見友彦》
http://cyclestyle.net/article/2014/09/12/13450.html