東京電力柏崎刈羽原発の横村忠幸所長は11日の定例会見で、テロ攻撃に備え、原発運転の司令塔「中央制御室」の代替施設を敷地内に設置すると発表した。10月、準備工事に着手し、平成30年7月までの整備を目指す。
原子力規制委員会が昨年策定した新規制基準では、施行後5年以内に「特定重大事故等対処施設」の設置を求めており、今回の施設はこれに該当する。
意図的な航空機衝突などのテロで中央制御室が使えなくなった場合、代替機能を果たすとともに、独自の水源とポンプで冷却水を原子炉に注水し除熱する機能 なども備える。中央制御室の代替制御室は1カ所あるが、新施設の追加で事故対策を強化する。横村所長は「テロ以外の安全対策強化にもつながる」としてい る。
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