「うちの子、全然言うことをきかない」「ポイポイ、おもちゃを箱から出すだけで片付けない」「このままだと将来お手伝いしてくれるか心配……」
子どもが2、3歳くらいになると「小さなお手伝いをしてもらいたい」、なんて期待をしてしまいますが、なかなか思うようにいかずにお悩みのママも多いのでは。
でも、その原因はママに多くありがちです。お手伝いをしてもらうには0歳からの日々の体験が大事ということをご存知ですか?
そこで今日は、『小学校に入る前に親がやってはならない115のこと』の著者の立石美津子が、“お手伝いする子に育てる3つの秘策”についてお話ししたいと思います。
■1:オムツを自分で持ってこさせたり、捨てさせる
「料理を手伝ってもらう」、「お掃除をしてもらう」というのは、1・2歳児にはちょっとハードルが高いですよね。でも、自分のオムツを取ってこさせる、汚物を捨てさせるなどは出来ます。
例えば、「うんちしたの? じゃあ、あそこから取ってきてくれる?」とオムツBoxからオムツを取ってきてもらい、その後汚物を「あそこにポイしてきてくれる?」とゴミ箱に捨ててきてもらうなど。
なんでも、ママがやってしまうのではなく、出来ることは子どもにやらせましょう。まず、スタートは自分のものの管理からしてもらいましょう。
■2:おもちゃを片付けさせる
自分の出したおもちゃは、箱に片付けることを覚えさせましょう。
もちろん、ママがやってしまった方がきちんと片付けられるし、あっと言う間に終わります。でも、そこはグッと我慢~我慢~。
ママが「お片付けしましょう」といってもグチャグチャに箱にほおり投げてしまうかもしれません。
そんな時は箱に積木の写真、縫いぐるみの写真など、子どもの目で見てわかりやすいように貼ってあげるなど、指定場所にしまえる手がかりを視覚的に見せる工夫をしてあげましょう。
洗濯が終わって取り込んだ子どもの靴下やパンツなども、100円ショップの籠を用意してあげて、種類別に分けてもらうことだったら小さい子どもでも出来ます。これも立派なお手伝いです。
■3:料理に参加させる
1歳~2歳児を観察していると女の子、男の子に関係なく、ママゴトセットで楽しそうに食べたり料理する真似をしているのをよく見ます。ママが普段台所で食 事の支度をしている姿を見ているから、子どもはおもちゃを本物に見立てて遊ぶのです。公園に行けば砂場で泥団子を作ったり。ママゴトはイメージの世界が広 がる楽しい遊びです。
だから、台所の本物の肉、野菜、鍋、包丁に興味津々……。ですが、台所にやってきて手伝おうとした子どもを「触らないの!」「危ないからあっち行っていて!」「邪魔しないの!」と拒否しないことです。
2~3歳頃になると子どもは自分でなんでもしたがる時期なので、この時期をママがうまく利用して、キュウリを洗う、濡れた皿をタオルで拭く、など少しでも できることから参加させてあげましょう。最初はうまくいかなくても、段々と覚えて器用になってきます。“生卵を割る”なんてことも5歳くらいには出来るよ うになっているかもしれません。
キュウリを洗ってキッチンを水浸しにした、お皿を誤って落として二つに割ってしまった。おもちゃの仕分けを正しくしていない、パンツのかごに靴下が……。でも、間違ったことをしてしまっても怒らないこと。
せっかくお手伝いしたのに叱られたら子どもだって「二度とやるもんか!」と思ってしまいます。お手伝いを通してだんだんと出来るようになっていく子どもの成長過程を優しく見守ってあげてください。
いかがでしたか? 今回は、子どもが自然とお手伝いできるようになる秘策について、お伝えしました。
小さいうちに手間がかかっても、子どもを積極的に参加させてやらせてあげると、ママは将来、その分きっと楽出来ること間違いなしです!
子どもの「やりたい!」という気持ちを大切に、子どもの成長を楽しみながらお手伝いをさせてあげてくださいね。
http://news.ameba.jp/20140910-607/