来春開業予定の北陸新幹線について、県は来週にも、全列車を県内に停車するようJR東日本と西日本に要請することが10日、分かった。JRが8月27日に 運行計画概要を発表後、初の働きかけとなる。建設距離に応じて地方が建設費の一部を負担する現行制度の是正に向け、国土交通省にも要望する方向で検討して いる。
要請内容は調整中だが、計画では県内に停車しない東京-金沢を最速で結ぶ「かがやき」の県内停車のほか、東京-長野を結ぶ「あさま」の上越妙高駅延伸も 求めるとみられる。糸魚川と上越の両市議会が計画に抗議する決議を行ったことを踏まえ、妙高市を加えた沿線3市も県と足並みをそろえることを検討中で、泉 田裕彦知事ら各首長の派遣についても調整している。
県はこれまで、北陸新幹線の建設で約1600億円を負担している立場から、「県内最低1駅の全列車停車」を主張。泉田知事は会見で「建設費を負担したにもかかわらず県内に『かがやき』が停車しないのは全国新幹線鉄道整備法の精神からみておかしい」と指摘している。
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