旬の魚を使った寿司は栄養効果が高い美容食品。また、脇役であるガリ、わさび、酢飯、味噌汁、お茶とどれを取っても健康によい成分が含まれています。オススメの寿司ネタ、美容効果をご紹介します。 いつもなら食べないネタもこれを読めば食べたくなるかも。
寿司の始まりは発酵食品の熟れ寿司(なれずし)だった
寿司の元祖は「熟れずし」といわれ、魚を長期保存するための知恵でした。
穀物を炊いたものに塩漬けした魚(もともとは淡水魚)を入れ、乳酸発酵させますが、食べ頃になるには数か月もかかったそうです。
食べ頃は材料の穀物も魚も姿がなくなり、ヨーグルトのようなドロッとした白い液体だそうです。今も岐阜のフナ寿司、北海道のニシン寿司、和歌山のサンマの熟れずしなどが残っていますが、発酵特有の強烈な匂いがあるので、そうそう食べられるものではなさそうです。
その後、酢が作られるようになり、防腐効果のある酢を使った現在のような寿司が発達し、現在に至っています。
酢飯に使っている「酢」を確認しよう
酢飯の酢として良いのは「赤酢」です。赤酢とは、酒粕と塩に加え発酵させて作るお酢のことです。お砂糖を使っていないのに甘味があります。色は醤油に近く、酒粕特有のまろやかさがあるお酢。
発酵食品なのでアミノ酸が豊富で身体の免疫を高め新陳代謝を促進する効果があり、美肌や美髪に効果があります。
お寿司を食べた後、喉が渇いたりしませんか?
赤酢で作ったお寿司ではそれは起こりません。醤油を付ける必要がないからです。
現在は、米酢に塩、砂糖で寿司酢を作っているところが多く、その上に醤油を付けるので摂取する塩分が多くなります。むくみの原因にも繋がります。
お寿司を食べるなら、赤酢を使っているお店を見つけて食べるのが良いでしょう。
美容効果のある寿司ネタ
1.赤貝
赤貝の赤い身の色は「ヘモグロビン」です。鉄分が多く含まれているので貧血でお悩みの方におススメです。またシミやシワに効果があると言われている「コハク酸」が多く含まれています。デトックス効果もあるので、必ず註文したい寿司ネタです。
2.シャコ
マイナーなネタ、シャコ。実はコラーゲンが豊富な隠れ寿司ネタです。海老に近い味ですが、海老やカニよりも良質タンパク質を持っていると言われています。タウリンも豊富なので、お疲れ気味の人におススメです。
他にも色々ありますが、中々食べないだろうと思う寿司ネタを選りすぐってご紹介しました。
食わず嫌いは損です。色々なネタにチャレンジしてみましょう。