[ カテゴリー:食育 ]

えだ豆の栄養、ぐっすり眠る効果も

忙しい毎日、なかなか決まった時間に眠りにつくことが難しかったり、就寝直前まで何かをしていると気持ちが高ぶっていて眠れないことがあります。

また、睡眠時間を確保できていても、眠りが浅くて翌朝スッキリしない、ということも。
普段の食事で、ぐっすり眠るために効果的な栄養や食べ物はあるのでしょうか?

管理栄養士の西村美津子さんに、快眠につながる栄養と食べ物についてたずねてみました。

神経の興奮を沈めて安眠に誘う働きがあるといわれるカルシウムやマグネシウム、アミノ酸の一種のトリプトファン、トリプトファンの働きを助けるビタミンB群を含む食べ物を上手に摂るとよいでしょう。例えば以下のような食材がおすすめです。

◆えだ豆
体内で300もの酵素の活性化を担う働きをするマグネシウム。マグネシウムは筋肉の収縮を促したり、神経の興奮を鎮める、体温や血圧を調節するなどの作用を持ちます。マグネシウムが不足すると神経の働きに影響が出て、イライラしたり興奮しやすくなるといわれ、安眠を妨げるもとになります。

おすすめは、えだ豆とちりめんじゃこの混ぜご飯
えだ豆とちりめんじゃこの両方にマグネシウムが豊富で、その上、ちりめんじゃこにはマグネシウムと一緒に摂りたいカルシウムもたっぷり含まれている快眠ご飯レシピです。
おにぎりにしてもよいですね。

◆かつお
トリプトファンは、脳内物質『セロトニン』、睡眠ホルモン『メラトニン』など、快適な睡眠に欠かせない物質に変換される必須アミノ酸です。肉や魚、乳製品など、たんぱく質を含む食品に含まれ、中でもかつおには豊富に含まれています。

◆干しえび
カルシウムには精神状態を鎮静させる効果があるといわれています。また、カルシウムを効率よく吸収するためにはマグネシウムとの組み合わせが2:1(Ca:Mg)になるように摂ると理想的だといわれています。快眠のために手軽にカルシウムを摂ることができる干しえびを上手に使い、おいしくたっぷりとカルシウム補給しましょう。

◆豚ヒレ肉
神経系統の調整を行うビタミンB1は水溶性ビタミンで、疲労回復のビタミンとも言われています。炭水化物(糖質)の代謝を促す成分なので、不足すると糖質を分解できず、疲労物質である乳酸やピルビン酸などが溜まっていきます。疲れすぎも不眠のもとになります。

もちろん、これらの栄養摂取だけでなく、深い睡眠を得るためには、規則正しい生活や運動と、バランスのよい食事を摂ることも大切です。

http://news.goo.ne.jp/article/boban/life/boban-20140905192304530.html

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