普段からエクササイズをする生活習慣がない人にとっては、久しぶりに体を動かすと思わぬ怪我やトラブルを招いてしまうことがあります。例えば、運動の後に筋肉痛になってしまうのは序の口ですが、ひどい場合には急に体を動かすことによって肉離れを起こしたり靭帯が切れてしまうなどの事故にあってしまうこともあります。普段あまり体を動かさない運動不足の人は特に、体を動かす際には十分すぎる準備体操やストレッチなどが必要不可欠です。
ここでは、運動トラブルを予防する方法について簡単に解説します。
慢性的な運動不足だと、少し体を動かしても翌日には起き上がれないほど筋肉痛になったりします。
体を動かすことによって筋肉にダメージを与えるのが運動のメカニズム。ダメージを受けた筋肉は回復する際に以前よりも強く太い筋肉繊維になるため、体が鍛えられて以前よりもハードなエクササイズができるようになるのです。慢性的な運動不足に陥っていると、筋量がかなり低下していることが想定されるため、同じエクササイズでも筋肉に与えるダメージが大きくなるため、筋肉痛も激しくなってしまいます。
これは誰もが通るプロセスなので、エクササイズの後には筋肉を数日間休め、再び体を動かしてあげると、筋肉が少しずつ成長するので筋肉痛も起きにくくなります。
屋外でエクササイズをする場合には、他にもトラブルが起きる可能性があります。それは、紫外線による健康被害。紫外線を浴びるとシミやシワになることばかりに気が入ってしまいますが、実は紫外線は健康被害をもたらす作用もあります。日焼け止めを塗ることができない眼球から紫外線が入ると、角膜炎や白内障などの眼精疾患の原因となりますし、肌に日焼け止めを塗らないまま屋外で長時間のエクササイズをすると、肌の内側で皮膚がんの原因を作ってしまったり、脱水症状や熱中症を引き起こす可能性もあります。
こうした運動トラブルは、どれも正しい知識があれば予防することができるものばかり。
例えば筋肉痛など体のトラブルを予防する場合には、いきなりハードなスポーツをするのではなく、自分の体力に合わせて少しずつ運動量を調整すればよいですし、紫外線トラブルを予防するには、肌には必ず日焼け止めを塗ったり、目には紫外線をブロックしてくれるサングラスを着用することで予防できます。
また、脱水症状や熱中症を防ぐためには、こまめな水分補給をしたり、普段から体を動かして汗を出す生活習慣を身につけることによって予防できます。トラブルを予防して楽しく運動を続けたいものです。
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