新潟市の小学生が3日、市議会の議場を使って「子ども議会」を開き、今後の学校行事について意見を交わした。
「子ども議会」には、新潟市中央区の鏡淵小学校の5・6年生と、町内会長など地域の人々が参加した。鏡淵小学校は、「話し合って問題を解決する力」を養おうと、毎年、新潟市議会の議場を借りて「子ども議会」を開いている。
最初の議題は、学校行事の弥彦山登山で「登るのを9合目までにするか、10合目まで登るか」。児童たちは活発な意見を交わした。
「(去年)10合目まで登った際に、昼食を食べている途中で“もう降りますよ”と声をかけられた光景がちらほら見られたんですが、そのことについてはどう思いますか?」
「9合目にしてもご飯を食べる時間が長くなっただけで、景色も10合目の方がいいし、10合目の方が達成感がある」
「9合目から10合目まで15分くらいなので大丈夫という意見が出ましたが、私たちにとっては大丈夫でも、1年生からしてみれば15分は結構な時間と感じるかもしれません」
採決の結果、30対20で9合目までにすることが決まった。
また、この日の議会では、地域の人たちと親睦を深めようと、いろいろな記録にチャレンジするイベントを開くことなども決まっている。
児童は、今回決めたことを実践し、また来年の議会で報告することにしている。
http://www.news24.jp/nnn/news8827255.html