日銀新潟支店は2日、9月の県内金融経済動向を発表し、「緩やかな回復を続けている」とした基調判断を6カ月連続で据え置いた。輸出増や公共投資の活況を背景に生産が増加基調にあるうえ、個人消費も総体的には回復傾向を維持していることが主な要因とした。
消費は消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動減の影響は和らぎつつあると評価。7月の百貨店・スーパー売上高は増税後初めて前年同月を0・3%上回った。同月の乗用車新車登録・届出台数も4カ月ぶりに前年同月比0・5%増と好転した。
ただ、8月の天候不順の影響でエアコン需要が低迷。千田英継支店長は「店ごとの改善度合いにばらつきがあるうえ、増税による実質所得押し下げの影響も気がかりだ」としている。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140903/ngt14090302040003-n1.htm