[ カテゴリー:医療 ]

見逃すな!危ない不整脈「脳梗塞の重大リスク」

心房細動は脳梗塞の原因になる。心臓に出来た血栓が動脈を移動し脳の血管を詰まらせる。心房細動に気づいていない人は非常に多いため、60歳以上なら年1回は心電図検査を。

1.脳梗塞のリスクとなる心房細動
心房細動は、心房の拍動が速くなりけいれんするように細かく震える不整脈です。心房から血液をうまく送り出せなくなるため、心房内で血液がよどみ、血栓ができやすくなります。特に、左心房内にできた血栓がはがれて、血流によって脳へ運ばれて脳の血管に詰まると、脳梗塞を起こします。
心房細動による脳梗塞は心臓に原因があって発症するので、脳の血管に異常がない人にも起こります。また、心房細動による血栓は大きく、直径1cmにもなるため、脳の太い血管に詰まると広い範囲が一気に障害されてしまいます。命に関わったり寝たきりにつながる可能性が高いことから、ノックアウト型脳梗塞とも呼ばれています。

2.薬による治療
心房細動の原因がはっきりしている場合には、その原因に対する治療に取り組みます。原因が特定できなかったり、改善されなければ、脳梗塞を防ぐ薬物療法が行われます。中心になるのが、血液を固まりにくくする抗凝固薬です。特に、脳梗塞を起こしたことがある人や、心不全や高血圧、糖尿病があるなど脳梗塞の発症リスクが高い人は、抗凝固薬による治療が必要です。
これまで長く使われてきたのはワルファリンという抗凝固薬です。ワルファリンは脳梗塞の予防効果が大きい反面、脳出血を起こすリスクが少し高くなるので、のむ量をこまめに調節する必要があります。また、他の薬や食品が効果に影響します。最近は、脳出血のリスクが低く他の薬や食品の影響を受けにくい、ダビガトラン、リバーロキサバン、アピキサバンなどの新しい抗凝固薬が相次いで登場しています。ただし、腎臓の病気がある人は使えないことがあり、薬価もワルファリンの10~20倍程度になります。

☆心房細動の原因、カテーテルアブレーションでの治療については、
きょうの健康テキスト 8月号に詳しく掲載されています。

NHK「きょうの健康」2014年8月13日放送分

http://news.goo.ne.jp/article/kenkotoday/life/kenkotoday-20140813-h-001.html

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