鈴木会長(中央)の進行で、子育ての悩みを寄せ書きにした母親
大崎市の鹿島台地域子育て支援センターで27日、センターを利用する母親を対象にした「子育てが“ひとりっきり”になら ないように」と題する集まりがあった。参加者は寄せ書きシートに子育ての悩みを書く一方、それを回して解決法や励ましの言葉を書き添え、互いの悩みを共有 した。
母親8人が参加した。県教委が作成した親の学びのプログラム「親のみちしるべ」に沿って、鹿島台家庭教育推進協議会の鈴木美恵子会長らが進行役を務めた。
鈴木会長は初めに簡単なゲームで母親をリラックスさせ、無理のない範囲で寄せ書きを書くよう促した。
小学生と4歳の2人の女児を持つ30代の母親は「小さなことで感情的になってしまうと悩みを書いたが、同じ悩みを持つお母さんがいた。気持ちが楽になった」と話した。
参加した母親は「心に余裕ができた」「寄せ書きを、いつも見えるところに張っておきたい」などの感想を寄せた。
鈴木会長は「悩みを一人で抱え込まず、困ったときは周囲の支援を受け、悩みも打ち明けてほしい」と語った。
「親のみちしるべ」は2013年に作成され、ことし3月に第2弾が作られた。子どもが生まれてから子育て、思春期、高校、そして未来の親になる子どもたちへなどのテーマに対処するプログラムが用意されている。
鈴木会長は「今後、要請があれば学校のPTAなどでも行いたい」と話している。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201408/20140830_15055.html