身の回りで起きる事故についての情報をより広く収集しようと、国民生活センターは29日、医療現場からメールで情報を提供してもらう窓口を新たに設け、受け付けを始めました。
国民生活センターはこれまで、自治体に設置された消費生活センターと、医療機関については提携する24の機関からだけ、食品や電化製品など、身近なものが原因で起きる事故の情報を集めてきました。
ところが、去年、カネボウ化粧品の利用者に肌がまだらに白くなる症状が出た問題では、ほとんど情報を集めることができませんでした。
このため、より広い情報の収集を図ろうと、全国の医療現場からメールで情報提供を受ける専用の窓口を29日、インターネットのホームページ上に新たに設置し、受け付けを始めました。
国民生活センターは寄せられた情報から事故の内容を分析し、消費者に注意を呼びかけたり、企業に製品の改善を働きかけるなどしたいとしています。
今回の取り組みについて国民生活センターは「全国の開業医の方などから、まだ世の中で明らかになっていない事故情報が集まることを期待している」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140830/k10014209541000.html