8月12日、インターフェース規格「USB」を策定している業界団体「USB Implementers Forum」は、次世代のUSB規格で 使われる「Type―C」と呼ばれるコネクターが生産段階に入った、と発表しました。今後このコネクターが製品に採用されはじめ、年末から商品も出回ると 見られています。
これだけだと何のことかわかりませんが、ここにはユーザーにとって重要な変化が含まれています。それは「USBによる電源供給」です。USBは急 速に「21世紀の電源コンセント」と化しており、新しいコネクターとインターフェースの仕組みが用意された理由は、その現状に対応することにあります。 Type―Cコネクターを利用する「USB3.1」と呼ばれる規格では、特に電源供給に関する能力が大幅に変わり、そうしたニーズに応えられるようになる 予定です。
写真1 新しいUSB3.1アダプター。「Type―Cコネクター」はシンプルで小さくなり、電力の安定供給が行えるのがポイント。表裏がなくなるので、より使いやすくなる











写真2 バッファローの「どっちもUSBケーブル」(BSUABDU210BK、税抜き890円)。独自の工夫により、既存のUSB規格のまま、表裏どちらでも差し込める
写真3 アンカーのUSB充電用アダプター「Anker 40ワット5ポート USB急速充電器」(実勢価格2500円)。五つの機器を同時に充電可能。機器に合わせて給電状況を最適化する機能があり、急速充電が可能