親がいろいろお膳立てしたり、環境を作ったりしても全くやる気を出さない子どももいますよね。そんなことが続くと、親もガックリしてしまいます。子どものやる気を引き出すには、一体どうしたら良いのでしょうか?
そこで今回は、「理解不能!? ママは絶対おさえたい“男の子”の習性とそのワケ4つ」に引き続き、PHPのびのび子育て『男の子の育て方』を参考に、“子どものやる気を引きだす問いかけ3つ”を紹介します。
■1:子どもが考えて出した答えは“すべて正解”と心得る
<質問に対する子どもの答えは、すべて正解であり、ダメな答えなどありません。子どもが「自分で考えて出した答え」を大切にしてください。「じゃあ、そうなるためにどうしたらいいのかな?」と子どもの答えを生かして次の質問へとつなげましょう。>
つい、“それはどうかな〜……”と思ってしまうこともあるかと思います。しかし、とにかくどんな答えであっても、子どもの答えには、まず“それはいいね”と言ってください。そうすることで、子どもの自己肯定感が育ちます。
自己肯定感があるとないとでは、将来大きな違いがでます。質問を通してのやりとりは、自己肯定感を育てることを目的にしてもいいかもしれません。
■2:否定しない
<子どもの答えが自分の期待どおりでなくても、否定せずにすべて受けとめましょう。そうすれば、子どもは安心し、自信を持って答えられるようになります。もし、子どもにもう少し考えてほしい、修正してほしいと思ったときは、別の質問を投げかけて調整していきましょう。>
大人の基準で、答えを判断するのはやめましょう。子どもならではの独自の判断を尊重し、肯定してあげてください。きっと自分に自信を持つようになり、それが“やる気”につながります。
親と子どもは別人格。子どもをどんどん肯定してあげましょう。
■3:答えは出なくてもいい
<あなたが問いかけても、子どもが答えられずに黙ってしまったり、「わからない」と言うこともあると思います。それはそれでいいのです。結果として答えが出なくても、子どもは答えを出すために自分と対話しています。その過程をたどることに意味があります。>
大人のやりとりのような、完璧な答えを求めるのはやめましょう。こういった質問と答えのやりとりをするコミュニケーションをとること自体も、やる気をださせるには、とても意味のあることです。
親が思っている以上に、子どもは自分で考えているものです。“答えがでない”ことは全く問題ではありません。
以上、“子どものやる気を引きだす問いかけ3つ”でしたが、いかがだったでしょうか? ちょっとした質問と、親とのコミュニケーションによって、子どものやる気はどんどん出てきます。
質問して意図した答えが出てこなかったとしても、気にせずに、この3点を意識して質問を続けてみてください。きっと、子どもがやる気を出してくれるはずです。
http://news.ameba.jp/20140827-611/