ＪＲ東日本とＪＲ西日本は２７日、北陸新幹線の長野―金沢間（２２８キロ）を２０１５年３月１４日に開業すると発表した。停車駅の少ない「かがやき」は最速で東京―金沢間を２時間２８分、東京―富山間を２時間８分でつなぐ。
ＪＲ東日本の冨田哲郎社長は「首都圏と金沢の移動は航空機のシェアが６割。北陸新幹線の開業で２時間半を切り、ＪＲのシェアが８割程度になると想定される」との期待を示した。
かがやきは１日１０往復運行で東京、大宮、長野、富山、金沢駅に停車。一部は上野駅にも止まる。現在、東京―金沢間は最速で上り３時間４７分、下り３時間５１分だが、上下とも１時間２０分前後短縮される。
「はくたか」は東京―金沢間を１４往復。富山―金沢間を走る「つるぎ」は１８往復、東京―長野間を走る「あさま」は１６往復運行する。
開業に伴い在来線の運行を見直す。北越急行（新潟県南魚沼市）と共同運行する特急「はくたか」（越後湯沢―金沢・福井・和倉温泉間）は廃止。特急「北越」（新潟―金沢間）も廃止する一方、新たに特急「しらゆき」（新潟―上越妙高間）などを運行する。
http://news.asahi.com/c/agnEb9bNbzrr3Qa4
