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北陸新幹線「かがやき」、上越妙高と糸魚川停車せず

来年3月14日に開業する北陸新幹線の運行計画概要が明らかとなった27日、県内では速達タイプの「かがやき」(東京-金沢間)が上越妙高と糸魚川の両駅 とも停車しないことから、関係者から「残念だ」と落胆の声が上がった。一方、北陸新幹線開業に伴い新たに特急「しらゆき」(新潟-上越妙高間)を投入する JR東日本新潟支社は「北陸新幹線のアクセス特急という形で設定した」とPRし、これを契機に関西圏からの誘客につながる周遊観光を開発し県内活性化を図 りたい考えだ。

北陸新幹線の停車パターンをみると、停車タイプの「はくたか」(東京-金沢間、長野-金沢間)は上越妙高と糸魚川の両駅とも全列車が停車する。だが、速達タイプの「かがやき」は両駅には停車せずすべて通過となっている。

これについて同支社の星野堪児運輸部長は報道陣に「対抗輸送機関(航空機)との競争力強化のため北陸への速達というイメージで設定した」として、「運行ダイヤの全体の最適化を図った結果だ」と説明した。

だが、泉田裕彦知事は、「これまで原則各県一駅停車を主張してきた本県としては、率直なところ残念な内容だと言わざるを得ない」とコメント。さらに、 「県内駅を活用した誘客拡大に取り組み、当初の原則各県一駅停車の実現に向けて努力したい」と続けた。県交通政策課は「具体的な行動の検討はこれから」と している。

上越市の村山秀幸市長もかがやきが停車しないことについて「非常に残念な内容だ」と談話を発表。さらなる利便性向上に向けて県や沿線各市などと連携し、 「改めてJRへの働きかけを行うことも考えたい」とした。糸魚川市の米田徹市長もコメントで「県内にかがやきが一本も停車しないのは大変残念」としながら も、「停車本数については最低ラインが確保された」と一定の評価をした。

北陸新幹線金沢開業に伴い運転を取りやめる在来線は、同支社関連で、特急「はくたか」(越後湯沢-金沢・福井・和倉温泉間)、同「北越」(新潟-金沢間)、快速「くびき野」(新潟-新井間)、同「妙高」(直江津-長野間)。

一方、新たに運行が決まったのは特急「しらゆき」(新潟-上越妙高間)の5往復、快速は新潟-新井間で2往復、新潟-糸魚川間で1往復となっている。

しらゆきで使用する車両は、常磐線の特急「フレッシュひたち」で使われていたE653系をリニューアルして信越線に投入する。同支社はこの日、日本海の海や空の青さと、夕日の海面への映り込みをイメージした色合いのデザインを発表した。

また、北陸新幹線開業に合わせ、北越急行(本社・南魚沼市)も同日、特急「はくたか」の運転を取りやめると発表。廃止理由として「北陸新幹線開業によりほとんどのお客が北陸新幹線を利用することが想定される」としている。

はくたかは平成9年の開業時から、越後湯沢と北陸を結ぶ特急として時速140キロで運転を開始。14年からは在来線で国内最速の160キロの運転をしてきた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140828-00000058-san-l15

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