夏祭りの季節です。お盆にかけて全国各地で開催される夏祭りに、浴衣を着て出かけようと思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、ここで注意したいのが浴衣の着付けです。夏祭りで浴衣を着ている女子を見ていると、半数の人が間違った着付けやだらしない着つけ、挙句の果てには着崩れておっぱいが丸見え! なんていう光景に、高確率で遭遇します。
女子力をアップさせる浴衣なのに、そんな間違った着付けじゃ女が台無し!今回は、正しい浴衣の着つけチェックポイントをご紹介します。
浴衣の基本中の基本「襟もと」
最近、花魁風などという奇抜な着つけが流行っているせいか、胸もとや襟を大きく開けた着つけの人が非常に多く見られます。
し かし、着物とは着つけが違う浴衣は、襟もとは大きく開けず、うなじもあまり見せないのが正しい着つけ。また、特に胸元の「合わせ」はバストトップの両サイ ドまでしっかりと引っ張っておかないと、歩いているうちに着崩れを起こし横方見たらバストが丸見えになってしまうほどヨレてしまうことも。そうなると、一 度脱がなければ治せないほど手遅れになってしまうので十分注意が必要です。
ずん胴なほど美しいのが和服です。
正しい着付けを知らない人ほど、帯を絞めるだけ絞めて帯の上にバストが乗っていたり、帯を絞めすぎるあまりまるでフレアスカートのように浴衣が広がっていることが多いもの。これも大きな間違いです。
浴衣を着るときは、細い人やくびれのあるスタイルの良い人は、腰の部分にタオルを巻く「補正」を行い、出来るだけ全体を筒状にしてあげることが大切。それによって帯のズレや、浴衣が乱れることがないので、お祭りが終わるでキレイなまま保つことができます。
意外と知らない「おはしょり」の美しさ
浴衣を着た時に、帯の下にできる浴衣を折り返した部分を「おはしょり」と呼びます。女性の着物にしかない「おはしょり」は、キレイに整えることで女性らしさや清潔さが格段にアップします。
お はしょりは、帯を巻く前の段階でシワがないようにキレイに整えます。前述のように、補正もなく帯を必要以上に巻きすぎると、おはしょりがシワになり大きく 乱れてしまいます。また、長さは指一本分がベスト。体型によって差が出るので厳密ではありませんが、あまりに長すぎたり短すぎると、丈の合っていない洋服 を着るようなみすぼらしいイメージになるので気をつけましょう。また、動いているうちにおはしょりが上に跳ね上がることもあるので、こまめに確認して直し ます。
おはしょりが汚いのは、洋服で言えばめくれ上がったスカートの裾をそのままにしているのと同じくらいに、非常に恥ずかしいことなのです。
いかがでしたか?この3点を気をつけるだけでも浴衣を着た姿は非常に美しく見えるのです。
今まで意識していなかった人は、この機会にぜひ一度正しい着付けを行って、一段と女らしくしっとりと夏を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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